平屋の魅力と誤解について考えよう

以前からシニア層には人気が高かった平屋。
最近では、若い世帯にも人気が広がってきています。

今回のブログでは、平屋住宅の魅力と注意点
について、少し深く掘り下げてみたいと思います。

平屋に対して間違った認識を持ったまま建築
して後悔しないようにすると共に、
その魅力を十分に引き出すための工夫
について考えてみましょう。

平屋の魅力としては、全ての部屋が同じ階に
配置されるため、動線がスムーズになりやすく、日々の生活がより快適に。

リビングから寝室、キッチンまでが一続きで
つながり、家族とのコミュニケーションも
自然ととりやすくなります。

また、階段や廊下スペースをグッと減らす
ことが可能になり、建築費の削減につながる
のも嬉しいところですね。

一方で注意したいのが、よくPRされている
「庭との一体感」。
南側にウッドデッキをつけ、庭と繋がる･･･
まさに解放感があって、素敵！　と思いがちですが、

そのウッドデッキは本当に使えますか？
その庭には気軽に出入りできますか？

ここ数年の住宅事情を勘案すると、よほどの
郊外でなければ、広くてゆとりがある敷地を
確保するのは難しいものです。

庭が道路から丸見え、お隣さんから丸見え
というケースが少なくないのではありませんか？

そのようになってしまったら、せっかくの
ウッドデッキは只の置物。

日中でもリビングのレースカーテンは閉めっぱなしになるのでは？

また、平屋はその構造上、家の中心まで自然光
が届きにくい傾向にあります。

その対策をしていなければ、解放感どころか、
うす暗い空間になってしまいます。

平屋住宅でプライバシーを確保する解決策の
一つが、中庭の活用です。

中庭を取り入れることで、外からの視線を
気にすることなく、自然光を取り入れられます。

また、中庭をリビングやダイニングから見える
位置に配置することで、広がりと解放感を感じ
られる空間にできます。

中庭は、洗濯物を干す場所としても使えます
し、プライベートなアウトドアスペース
としても活用できます。

例えば、中庭でバーベキューをしたり、
夏場にお子さんがプールをするにも
気兼ねなく楽しめます。

さらに、中庭を取り囲むように部屋を配置した
場合は、家全体に自然光が行き渡らせることもできます。

こうした工夫を上手く取り入れることで、
平屋住宅の魅力が生きてくるのです。

今回は、最近若い世帯にも人気の平屋住宅に
ついて、特に中庭を活用したプライバシー対策
や、その他の設計の工夫に焦点を当ててご紹介しました。

平屋住宅は、快適な生活空間を提供できる
一方で、間違った考えで建築すると、
その魅力が半減してしまいます。

家づくりを考える際には、これらのポイントをぜひ参考にしてみてください。

「今だけでなく、未来を考える」
暮らしやすくて、お金をかけすぎない家。
狭い敷地でも、道路の方向に関わらず
明るく開放的な家が建てられます。

どんな家が建てられるの？
どんなステップで家づくりをしたらいいの？
具体的にはどんなコンセプトのお家なの？