デザイナーズ住宅SIMPLE NOTE(シンプルノート)仙台泉スタジオ | メルクマール株式会社

デザイナーズ住宅SIMPLE NOTE(シンプルノート)仙台泉スタジオ | メルクマール株式会社

tel:0223733921

ブログ

日本の木造住宅の寿命が短いのは

2019年02月24日

よく、「日本の木造住宅は短命」と言われます。
実際、総務省が5年ごとに行っている住宅・土地統計調査
によると、概ね築後30年程度で滅失していることに
なっているようです。
(1993~1998:31年、1998~2003:30年、
2003~2008:27年、2008~2013年)

さて、では日本の木造住宅は
「耐久性がない」という事でしょうか?

単純に耐久性の問題とは言えないが

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
心地よく暮らせるデザイナーズ住宅をプロデュースしている
SIMPLE NOTE仙台泉スタジオの柏倉勉です。

日本の木造住宅が築後30年程度で壊されている
ことが多いわけですが、理由としては、
「耐久性がない」だけではなく、
中古住宅に対する信頼性の低さがあるんですよね。

住宅の大切な部分(骨組みである構造)は
外から見ることができません。
仮に建築当時にきちんと作っていたとしても
腐れやシロアリの害などを確認することが容易ではないんですよね。

であれば、いっそのこと安心できるように建替えてしまおう
という気持ちも分かります。

また、間取りが気に入らず、住みにくい場合だと、
改修ではかなり大規模な工事になります。

だったら建替えという考えになるのも理解できます。

そうした考え方に対して、
なんとかして中古住宅を安全安心に流通させようという
取組を国の方で行っています。

実際、政策的な誘導もあり、中古住宅の流通が近年
進みつつあるように感じます。

ただ、、、中古住宅を含め新築も「劣化対策」に関しては
心配な部分があります。

現在、建築基準法では、地上から1M以内の構造材に、
防蟻・防腐処理が義務付けられています。
新築の際に、多くの住宅でオレンジ色の
薬剤(農薬成分)が塗布されています。

しかし、農薬は分解しやすい化学構造をしているので、5年で効力を失います。
(実際はもっと短いらしいですが)
ですから、住宅を長持ちさせるためには5年ごとに薬剤処理をしなければなりません。

さて、5年ごとに実施している家はどの程度あるでしょうか?
また、床下は実施できたとしても、壁内は実施しようがありません。

つまり、薬剤による防蟻・防腐処理は机上の空論なんです。

これからの対策は?

この防蟻・防腐処理ですが、薬剤以外の方法もあります。
それはD1樹種といって、耐久性の高い木材を使用しつつ、
床下をコンクリートで覆うなど、湿気対策をすることです。
D1樹種の例としてはヒノキやヒバなどがあります。

当社では、住む方の健康を考え、薬剤に頼らない家づくりを
お勧めしてきました。

ただ、最近それだけでは対応できないケースが出てきているようです。
外来種の影響です。

もともと日本にいたシロアリは地面から上がってきます。
そして、乾燥した木材にはあまり危害を加えませんでした。

一方、外来種であるアメリカカンザイシロアリは、
飛来し、屋根裏などにも住み着きます。

そして、乾いた材料も平気で食します。
被害が広範囲に広がってしまうんですよね。
(しかもD1樹種でも平気で食べる)

宮城県ではまだそれほど被害が多くないようですが、
次第に活動エリアが広がっているようです。

乾材を食すので、家具などの中に住み着いていて
引っ越しに伴って移動してくるようです。

仙台は首都圏からの転勤なども多いので、
ちょっと心配ですよね。。。

ちなみに、アメリカカンザイシロアリは従来の
農薬では予防や駆除が難しいようです。

現在、世界的なシロアリ対策のスタンダードは「ホウ酸」
になっています。
ホウ酸の効果は長期に渡って続き、再施工は基本的に
必要ないとのことです。

SIMPLE NOTE仙台泉スタジオでは、
今後、ホウ酸を基本仕様としていく予定です。

「家を負担にしない」ために
長持ち対策はしっかりと行っていきます。

無料で資料をお送りしています

「家を負担にしない」SIMPLE NOTEって
どんな家づくりだろう?

無駄を排除しつつ、暮らしやすさを追求した
デザイナーズ住宅にご関心がある方は、
資料をお申込みください。

お申し込みは、コチラからです。