「失敗しない土地探しのポイント ― 注文住宅を建てる前に知っておきたいこと」

「失敗しない土地探しのポイント ― 注文住宅を建てる前に知っておきたいこと」

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「失敗しない土地探しのポイント ― 注文住宅を建てる前に知っておきたいこと」

2025年08月23日

家を建てよう!と考え始めると、まず最初の大きなステップになるのが「土地探し」です。

でも、実際に土地を買うとなると、これが
なかなか難しい…。

多くの方にとって「初めての体験」だからこそ、迷うポイントも多いのです。

例えば、頭の中には「このくらいの広さの家が欲しい」というイメージがあると思います。

でも、その家が本当にその土地に建てられるかどうかは、単純に「土地の面積×建ぺい率」で答えが出るわけではありません。

「え?建ぺい率で最大の建築面積がわかるんじゃないの?」

そう思われる方も多いと思います。もちろん法律上の“上限”は計算できます。

でも、実際にはそこまで広く建てられないケースがよくあるんです。

法律的な制約

例えば、56坪の土地があったとします。
建ぺい率は50%。

計算上は28坪の建物(1階部分)が建てられることになります。

ただし、これはあくまで「敷地の真上から見た
屋根の広さ」であって、実際の間取りや駐車場
の位置を考えると、必ずしもそのまま建てられるとは限りません。

駐車スペースを2台分確保した場合のイメージがこちら。

また、地区計画で「1.5m以上離すこと」と決められている土地もあります。

こうした条件が重なると、計算上は28坪建てられるはずなのに、実際はそこまで確保できない…
なんてことも起こるんです。

駐車スペースの兼ね合い

最近は家族全員が車を持つ事も珍しくありません。
「将来子どもが免許を取ったら車を増やすかも」と考える方も多いでしょう。

そうすると駐車場スペースを広めに確保する必要があり、その分、建物を建てられる面積は減っていきます。

敷地の形状

また、今回の例ではきれいな長方形の土地を想定しましたが、実際にはそうはいかないケースが大半です。

菱形や台形、旗竿地と呼ばれる細長い形だったり…。
建物は基本的に四角形を組み合わせてつくるため、土地が歪な形をしていると“使えない部分”がどうしても出てしまうのです。

 

2階建ての場合も要注意

「じゃあ2階建てにすれば大丈夫でしょ?」
と思うかもしれませんが、容積率や高さ制限
といった規制もあります。

そのため、希望通りの間取りが入らない可能性もあるのです。

まとめ

こうして見ると、「土地の広さ」や「建ぺい率」だけで判断するのはとても危険だということがわかりますよね。

実際に建てられる家の大きさは、法律上の制約や駐車場の取り方、敷地の形状など、さまざまな要素で変わってきます。

ですから私たちとしては、土地を購入する前に一度ご相談いただくことを強くお勧めしています。

「まだすぐじゃないけど、いずれは…」という方でも全然かまいません。

気になる土地を一緒に見ながら、「ここならどんな家が建てられるか?」を具体的にイメージすることができますよ。

さらに、「土地購入から住宅ローンを利用したい」方に気をつけていただきたいポイントもあります。

ご相談はこちらからどうぞ!